合成洗剤による水質汚染

雑菌ではなく化学物質による水質汚染

 

飲料水、特に水道水に関して気にされる点と言えば
塩素や発がん物質と言われているトリハロメタンですが、

 

気にしなければならないことは他にもあります。
それは生活排水による水質汚染です。

 

 

そもそも水道水の浄化に塩素が使われる理由ですが
それは殺菌です。

 

雑菌を塩素で殺菌して衛生的に飲めるようにして
しているのですね。

 

都市部になればなるほど汚染度は高くなるので
塩素消毒の度合いも強くなり、
カルキ臭等は大きくなる傾向にあるかもしれません。

 

 

ただし、塩素で雑菌は殺菌できたとしても安心できません。

 

それは何かというと、生活排水などによる水質汚染です。
もっと具体的にいうと、合成洗剤などによる水質汚染です。

 

 

最近は下水の整備によって昔ほど汚染度は
ひどくないようように感じますが、
生活排水は水道水になる河川などを汚染しています。

 

河川の汚染は高度経済成長の時から進んで来ていました。

 

下水処理が進んでいない時は 直接河川に直接生活排水を
流していましたしそのころから河川の汚れがさかんに
叫ばれるようになってきました。

 

 

自然由来の石鹸であれば自然の自浄作用で
分解されますが、現代は洗浄力を求め、合成洗剤の
使用をするようになって来ました。

 

合成洗剤は界面活性剤という
石油から精製された化学物質からできています。

 

合成洗剤の洗浄力は強く
食器洗剤、衣類の洗濯洗剤、ボディシャンプーや
洗髪用シャンプー、トリートメント、リンス、

 

衣類の柔軟剤、バス洗剤やトイレに関しても幅広く
使用されていますおり、便利な生活には
なくてはならないものになっています。

 

合成洗剤は石鹸に比べて自然界では分解しにくく
水質汚染の原因とされています。

 

雑菌が塩素で消毒できますが、
化学物質が下水処理されるとしても、害がないように
薄めれられて河川に戻りますので、

 

多少なりとも存在していると考えてもよいのでは
ないでしょうか。

 

 

水質は改善されたのでしょうか?

 

最近は生活排水による水質汚染は軽減されたと
言われますが、でも本当にそうでしょうか?

 

ドラッグストアやコンビニなどを見ると、むしろ様々な商品が
開発され、昔よりも洗浄力の強い洗剤が沢山出ている
ように感じます。

 

 

実は水質汚染の測定に関して、洗剤などの汚染度を測る際には
洗剤の主原料となっている界面活性剤などの測定も行われますが、
しかし全ての種類の界面活性剤を測定しているわけではないのです。

 

最近は界面活性剤の種類も多種多用に増えてきており
むしろ水質検査で測定されている種類の界面活性剤の使用は
減少しているとのこと。

 

つまり合成洗剤の使用は変わらずあって、増えているのに
合成洗剤の種類の増加とその汚染測定法によって、

 

あたかも水質が改善しているように
見えているだけかもしれません。

 

 

ある学者さんが言っていたのを雑誌で読んだことが
あるのですが、

 

そもそも界面活性剤は石油を精製する過程で発生する
最後の残留物で、タダ同然の原価だそうです。

 

また廃棄物同然な物質なのですが、それを廃棄すると
産業廃棄物になり、多額の処理費用が必要になりますし
不法に廃棄するとそれは犯罪行為になるので出来ません。

 

しかし、一旦洗剤に形を変えて家庭からの生活排水として
排水口から出るものに関しては合法的に廃棄できるということを
聞いたことがあります。

 

 

水質は化学物質だけでの汚染にとどまらず
工業排水、農薬、トイレなどの汚水等々によるものもありますが、

 

少なくとも、水質汚染の軽減のために
洗剤に関しては自然由来のものを使いたいものです。

 

最近は、自然環境に配慮し自然に分解されるものも
出始めているので、そういったものを積極的に使用したいものです。

 

 

蛇口から出てくる水道水は環境基準に沿っているので、
あまり神経質になる必要はないかもしれませんが、

 

おいしいお水を飲みたいという欲求は今後も大きくなるのでは
ないでしょうか。

 

 

 

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